この記事ではヘナカラーに関しての様々な疑問をまとめています。
2019年2月26日から僕も髪質改善メニューとしてヘナカラーを取り入れました。
ヘナカラーは髪に優しいと聞いたことがあると思います。オーガニックに興味がある方はヘナで染めてみようかなと思ってると思うんですよね。
ヘナには安全性などの記事は多数出回っておりますが、その安全性はヘナの選び方によっても変わってきます。ヘナも種類によっては100%ではない物もあります。その100%ではないヘナを使うと髪が傷む原因になります。
目次
ヘナカラーのデメリット
まずヘナカラーのデメリットからお話しします。
・アルカリカラーの白髪染めと比べると短時間では染めることが出来ずにヘナを塗布した後から放置時間が最大3時間はかかる(一回染めの場合最大3時間、二回染めの場合は白髪の量によりますが最短で一時間程、長くても二時間程度で染まります)
・白髪のみ染まり黒髪は染まらない
・植物アレルギーの方は染めることが出来ない
・ヘナカラーというものはオレンジだけであり赤やオレンジ色にしか染まらない(二回染めの場合は一度オレンジに染めた後にインディゴ等の色をかぶせます)
・アルカリカラーは種類が豊富ですがヘナは色のバリエーションが限られてくる
・一度ヘナカラーをするとアルカリカラーに万が一戻したい場合、染まりが悪くなる
・今までアルカリカラーで等で染められていた方は最初はきしみ等が気になる
以上がヘナカラーのデメリットになります。
ヘナカラーのメリット
続いてはヘナカラーのメリットをご紹介します。
・アルカリカラーで痒くなる、かさぶたができる等のジアミンアレルギー反応が出ていた方でもジアミンが含まれていないため使用できる
・髪の毛や頭皮に対しても有害性がない
・塗布した後に刺激性が無いためしみる様なことはない
・髪の毛に艶と張りが出る
・髪にコシが出て丈夫な髪の毛になる
・ くせ毛の方はくせが収まるようになりくせ毛が扱いやすくなる
・ヘナ100%のものは化学物質等が含まれていないため安心感がある
・髪にコシが出るため髪の毛にボリュームが出るようになる
・トリートメント効果が高い
・髪の毛が若返ってくる
・一回染めの場合、放置時間を置けば置くほど濃く染まるため、ヘナを美容室で塗って帰ることも出来るため、お忙しい主婦の方でも自分の時間を有効に使える
以上がヘナカラーのメリットとなります。通常のアルカリカラーで染める白髪染めと比べるとメリットがたくさんあります。
ヘナの歴史
ヘナは紀元前3000年前の古来エジプト時代から使用されておりクレオパトラも爪を染めるために使用していたと言われております。
また、髪以外でも自然がもたらす万能薬として重宝されており、皮膚病やけがなどをしたときの止血や火傷などの改善など様々な場面でヘナが活躍されていた歴史があります。
ヘナは100%の物を使用した場合は、有害性はありません。逆に100%ではないヘナを使用した場合は有害性があります。100%ではないヘナカラーには永久染毛剤(ヘアダイ等)が含まれています。こちらは化学物質等が含まれておりヘナとは呼びませんがヘナと呼び売られている業者さんもいますのでお気をつけてください。
ヘナを使用することでヘナが頭皮から浸透し肝臓が悪くなるといったようなことが噂をされていますが、そのようなことはないですのでご安心ください。
紀元前から使用されているということは安全だから現代まで使用されているということなので、ヘナカラーは身体にも安心なものです。
今までアルカリカラーで白髪を染めていた方はヘナに変えて髪を綺麗にしませんか?
ヘナカラーは塗布後の放置時間が長く染まるまでに時間がかかるというデメリットはありますが、ヘナ100パーセントの物を使用して染めていくことで確実に健康な髪へと導かれていきます。
また、白髪を染めると同時に髪にコシやツヤも出てメリットがたくさんあります。
ヘナは近年、お金儲けのために粗悪なヘナを製品として販売したり染まらない物を染まると言って販売しているものがあり、100%と書いていても安心できないものがあります。
僕が使用しているヘナはヘナの生産地インドでヘナに特化した専門の日本人の美容師さんが作っており入念にチェックをされていて安全なものです。
一回染めや二回染めの判断は白髪の量によります。白髪が少ない人などは一回染めをオススメします。
ヘナカラーのアレルギー反応
ヘアカラーはかぶれや湿疹ができ悩む人もいます。
ヘアカラー剤に含まれるジアミンアレルギー反応によって起こります。
そんな方はノンジアミンのカラー剤や天然のヘナやインディゴで染められる方が多いです。
ただ、天然のヘナやインディゴを使用し植物アレルギーを起こす方もいるのが事実です。
ヘナに関してはアレルギー反応を起こされた方の報告は少ないですが、インディゴはマメ科の植物でありそばアレルギーと同じでアレルギー反応を起こされる方もいます。
僕が染めたことがあるお客様でもヘナ単品であればアレルギー反応自体は少なくインディゴ単品もしくはインディゴを含む場合で染めた場合はアレルギー反応が出た方もいました。
また、アレルギーまではいかなくても施術後に頭皮や耳の後ろに痒みを感じられる方もいました。
これはインディゴによって起こるアレルギーです。
インディゴとはダークブラウン系などに染められるとき、色を暗く濃く染める際に配合されるものです。
もし、植物アレルギーが疑われる場合はインディゴだけでもパッチテストを行うことをオススメします。
パッチテストのやり方
①二の腕の内側に綿棒等で取ったヘナを塗布します。
②乾燥したら絆創膏を貼り48時間待ちます。
③48時間後に流した後、痒みなどがなければ染めても問題ないということになります。
ヘナ単品で染めるのであれば化学製品が全く含まれていない100パーセントのものを使用される場合はアレルギー反応を起こす可能性は少ないですが、オレンジのままでいいという方は少ないと思いますのでどうしてもインディゴが必要になってきます。
そこで特にインディゴを使用される場合であればパッチテストを行なって48時間後に何も異常がなければインディゴで染めることができます。
ヘナカラーは本当に100パーセントの物であればアレルギー反応は少ないです。
アレルギー反応を起こす原因はインディゴが考えられます。
もしかしたら自分は植物アレルギーかもしれないという方はパッチテストをオススメします。パッチテストを行なって異常がなければヘナカラーを楽しむことができます。
ヘナカラーの効果
ヘナカラーの効果について説明していきます。
・トリートメント効果がある
初めて染められる方で今までアルカリカラー剤で染められていた方はどうしてもダメージが気になると思います。ダメージをした髪の毛にヘナを使用すると最初はきしみなどが気になると思います。これは今まで蓄積されてきたアルカリによるダメージであり、ヘナカラー を継続していくことで段々と改善されていきます。一度傷んだ髪の毛は二度と治りませんので髪の毛が治るわけではありませんので誤解なく!白髪染め世代の方や細毛、軟毛の方、ダメージがかなり進行されている方にもヘナのトリートメントはオススメです。
・くせ毛が扱いやすくなる
日本人は直毛の方よりくせ毛の方が多いです。くせ毛が気になり縮毛強制をかける方が多いと思います。ヘナカラー を行うことでくせ毛が収まりやすくなります。
・髪の毛にコシ、艶、ハリが出る
ヘナカラーで染めてあげることで栄養成分を補い、キューティクルを引き締めてくれる効果があるため、コシ、艶、ハリが出ます。今までのアルカリカラー剤によるダメージ等で一度では実感を感じられない方もいると思いますが、継続していくことでわかってくると思います。髪の毛が若返ります。
・髪の毛にボリュームが出る
ヘナカラー で髪の毛にボリュームが出てきます。強い髪になってきます。
・美髪になる
時間をかけて自然の力で染めた分、綺麗な髪の毛へとなってきます。細くて弱くなった髪の毛が健康で元気な髪の毛へとなってきます。
このようにヘナカラー にはたくさんの効果があります。染まるまでは時間がかかりますが、アルカリカラー剤では得られないメリットがたくさんあります。
ヘナカラー とインディゴはどちらとも天然自然成分の葉から作られるヘアカラー剤です。ヘナはインドでは『ヘンナ』と呼ばれており、ミソハギ科の植物で熱帯地域(インド、アジア、アフリカ)の標高の高い水はけが良い暖かい地域で栽培されています。インディゴはマメ科の植物で南インドなどで毛髪用のインディゴとして育てられ栽培されています。
ヘナはローソニアというヘナの色素であるオレンジ色の物質が含まれていて、髪の毛や爪などのタンパク質でできた部位に着色する事ができます。インディゴは藍色(あいいろ)の色素です。暗い青といったイメージです。服やジーパンなどにもインディゴを使って染められたものもありますね。
ヘナもインディゴも天然自然成分であり例えば、黒髪につけても黒髪のメラニン色素を分解する力はなく、一般的なヘアカラー剤のように明るくする事ができません。主に白髪染めやトリートメントとして使用されています。
ヘナとインディゴの特徴をまとめると
・ヘナとインディゴはどちらも天然由来の自然成分で作られている
・どちらも黒髪を明るくするような力はなく黒髪に使用しても明るくはならない
・白髪染めとして主に使用されている
・トリートメントとして使用する場合は白髪がない人でもダメージが気になる方には効果的
・ヘナはオレンジであるので暖色系の色味
・インディゴは藍色で暗い青なので寒色系の色味
ヘナとインディゴの特徴とカラー剤での白髪染めとの違い
ヘナやインディゴの特徴
・色を明るくする事ができない
・髪色を変えたい方にはオススメできない
特徴1:色を明るくする事ができない
ヘナやインディゴは色を明るくする事はできません。
一般的な白髪染めと同じイメージで染めると失敗します。一般的なカラー剤はジアミンが含まれておりそれによって色を明るくする事ができます。ヘナやインディゴは一般的なカラー剤とは違い自然由来の成分で染めるため髪の毛を明るくするような成分は含まれていません。ヘナカラーで明るくしたいと考えている方は明るくはなりませんので注意です。
特徴2:髪色を変えたい方にはオススメできない
一般的なカラー剤は色も豊富です。何種類と色味があります。ですが、ヘナとインディゴではオレンジと藍色の二色しかありません。ヘナをした後にインディゴをかぶせるのですが、染め上がりも黒ではなくダークブラウン、ナチュラルブラウンのような色味になります。
髪本来の自然な色味になるため、普通の白髪染めとは異なる
インディゴも何度も重ねるとカラスのように黒くなります。こうなると不自然なのでヘナカラー を行う際はヘナの知識がある美容師さんでないと難しいです。ホームカラーでヘナカラーをされる方もいますが、ヘナは粉末状の粉を水またはお湯で溶かして行いますが、乾きやすく塗布もムラなく染める事が難しい技術ですのでヘナの知識がある美容師さんにお任せしたほうが綺麗に染まります。一般的なカラー剤は液状なので塗布している際に乾くといった事がありません。また、一般的なカラー剤は早く染めることもできますが、ヘナは時間がかかります。ここが普通の白髪染めとは異なる点です。
まとめ
ヘナカラー には色々な特性があります。その特性を理解した上で染めることで綺麗な髪を作ることが出来ます。
ご参考になれば辛いです。
【ご予約お問い合わせはこちらもできます】


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