お気に入りの色に染めたのに根元が1ヶ月から1.5ヶ月ほどすると地毛の髪の毛が生えてくるので気になりますよね。
暗い色だとあまり気にならないかと思いますが、明るい色だと地毛の色との明度の差でその差が明確になって染めたくなると思います。
根元の部分だけ気になっていて中間から毛先の部分は気になっていないという場合は毎回全体的に染めるのは躊躇しますよね。
そんな時はフルカラーではなくリタッチカラーがオススメです。オススメですがデメリットもありますのでご紹介します。
この記事の内容
リタッチカラーとは?
リタッチカラーのメリット
リタッチカラーのデメリット
この記事ではリタッチカラーのメリットとデメリットについて美容師が詳しく教えます。
目次
リタッチカラーとは?
まずはリタッチカラーとは何なのかをお話しします。
リタッチカラーとは、髪の毛を染めるとどうしても根元の地毛の色が気になる時が必ずきます。特にハイトーンカラーの方や白髪の方は気になるのではないでしょうか。
髪の毛は通常1ヶ月で1cm〜1.5cm伸びます。暗い色であればほぼ気にならないですが、ハイトーンカラーのような明るい髪や白髪の方は早い人で1週間ほどで気になる方がいます。
そんな時に活躍するのがリタッチカラーです。フルカラーというのは全体染めの事で毎回全体を染めるカラーのことを言います。
リタッチカラーは、一度フルカラーをしていて伸びてきた髪の毛の根元の部分を染めることであり全体の色と違和感なく染めることを言います。
美容室にあるカラーのメニューでは一番難しい技術だと僕は思っています。中間から毛先の色と違和感なく染める事が必要で前回の色との境目を見極めて染めないと、間に線が入ってしまいますからね。そこが難しいところです。
リタッチカラーのメリット
・髪の毛へのダメージを減らす事ができる
・フルカラーと比べると時間がかからない
髪の毛への負担を減らす事ができる
髪の毛の負担を減らす事ができます。根元の髪の毛が伸びてきたから染めようとなった時、根元だけ染めるより全体の色味を統一したいからフルカラーの方がいいのでは?という方もいると思います。特にホームカラーをされている方は薬が勿体無いからという理由でフルカラーをしていると思います。本当はリタッチカラーをしたいという方でもご自身で根元だけ染めるというのは器用な方でしたら前の方は見える範囲で染める事はできますが、どんなに器用な方でも耳から後ろの毛は見える範囲ではないので染めるのは困難です。
フルカラーで綺麗に染まっている部分をもう一度染めるのは、髪の毛にダメージを与えてしまいます。リタッチカラーであれば、伸びてきた部分で気になる部位のみを染める事ができるので髪の毛の負担を減らす事ができます。中間から毛先の部分は髪の毛の長さによりますが、何年も経過していますので特にダメージが蓄積されています。ロングの方は特にダメージをすると絡まりやすくなり扱いづらくなりますので注意が必要です。
フルカラーと比べると時間がかからない
フルカラーは全体を染めるため、染まるまでに時間がかかります。特にロングヘアの方はショートヘアの方などに比べると塗布の範囲が広いので時間がかかりますよね。リタッチカラーは根元だけを染める事ができるため時間が短縮されます。
リタッチカラーのデメリット
・全体の色を変えることができない
・根元の毛が伸びすぎている場合は時間がかかる
全体の色を変えることができない
リタッチカラーは全体の色を変えることが出来ません。根元の新しく伸びてきた部分のみを染めるので中間から毛先の色は変わりません。ブリーチの場合はリタッチをした後に上から色をかぶせたりもしますが、ブリーチカラー以外のカラーは基本的には根元の部分のみとなりますので、全体的な色の変化はありません。
中間から毛先のカラーは色味が退色したり、色味を全体的に変えたいときにすることで髪への負担も考慮しながらおしゃれも楽しむことが出来ます。
根元の毛が伸びすぎている場合は時間がかかる
カラーをした後に根元の新しく伸びてきた髪との境目が気になるようになるのは、2cmからです。2cm伸びると根元の部分が気になってきます。
3cm〜5cm以上になると繋げるのが難しく難易度も上がってきます。最低でも2cm、長くても3cm根元が伸びてきましたらリタッチすることをオススメします。
僕のリタッチカラーのこだわり
フルカラーよりもリタッチカラーの方が難易度は高いです。フルカラーでしたらホームカラーをされている方でも出来ます。ムラを全くできないように染めるのは難しいと思いますがとりあえずは染めることができますよね。ですが、リタッチカラーはご自身では根元だけをピンポイントで染めるというのは難しい技術です。違和感がなく染めることが大切になってきます。特に新規のお客様のリタッチは更に難易度が上がります。前回どのような色を入れたのかが分かりませんのでカウンセリングの際にお客様から聞きだしながら『この色かな?』と手探りで探すようになります。
僕のリタッチカラーはフルカラーよりは時間がかからないですが、丁寧に塗りますので時間はかかります。リタッチカラーは地毛の色との境目を綺麗につなげてあげることが大切で上手く繋げられないと線ができます。線ができた場合はムラとなりますので、修正をするのが大変になってきます。そこで僕のリタッチカラーは何のカラーをリタッチで染めるのかによって異なりますが、ダーク系のカラーの場合は時間差で染めています。これによって綺麗に繋げることができます。

このお客様を見ていただけたらわかると思いますが、地毛の部分との境目に線が入っていないので染めたのかわからないと思います。そうなんです!リタッチカラーは染めたと思わせないことが大事なんです!
違和感がないように染めてあげることで色持ちも良くなります。これはどのカラーでも同じようにやっています。
僕のリタッチカラーは明るさの明度にもよりますが、長い方で2〜3ヶ月程持ちます。
白髪染めやブリーチカラーの場合は1ヶ月に一回は染めてあげないと根元の部分が気になりますので、1ヶ月に一回をオススメしております。
まとめ
リタッチカラーのメリットとデメリットをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
フルカラーとリタッチカラーにはそれぞれメリットとデメリットがありますので、美容師さんと良く相談をして決めることが大切です。
ご参考になれば辛いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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